同性愛と人類の進化⑵

自分が同性愛について知ったきっかけがいくつかある。


同性愛について、だいぶ前の話だが、

大学の文学の授業で習ったことがあった。


その授業は、『古事記』を題材にした授業だった。


古事記』の中に、

男性と男性が性的な肉体関係を結んでいる記述があった。


古事記』(奈良時代、712年頃)というかなり古い文献から同性愛の記述があるということは、同性愛とは、そんな昔から存在したのだということに驚いた。


その授業では、他に『今昔物語』、『宇治拾遺物語』でも、男色(同性愛)の記述があることを学んだ。


日本という国は、実は昔から男色と呼ばれる同性愛が一般的に存在し、寛容な国であったことがいろいろな書物から伺える。


男色は、お坊さんの中では特に多い記述があり、その後は武士の中でも衆道がとても多かった。


最近、テレビなどで、同性愛やゲイをカミングアウトして、一般的に受け入れられてきているが、歴史的に見れば、日本という国は、昔から男色が認知されており、寛容であったのだろう。