同性愛と人類の進化⑶

同性愛といえば、

もう一つ忘れられないエピソードがある。


それは、家で飼っていた猫の話だ。


家では一時期、猫を5匹くらい飼っていた。


その当時、雌猫が1匹、雄猫が4匹だった。


1匹とても喧嘩の強い雄猫がおり、その猫が家の縄張り、猫たちを支配していた。


たった1匹の雌猫は、発情期になると他の雄猫たちに追いかけ回される。(そのとき、避妊手術をさせていなかったので。)


雄同士で喧嘩の争いになり、喧嘩に勝ち、交尾できるのは、喧嘩に1番強い雄猫だった。


残りのあぶれた雌猫と交尾できない雄猫はどうするか?


そのとき飼っていた、茶トラの甘えん坊の雄猫と、これまた甘えん坊の白と黒のブチの雄猫が、重なりあって、イチャイチャするのだ。


仰向けになった雄猫の上にもう1匹の雄猫が乗る。


そして、時に、頭の位置を真逆にして、お互いの胸の辺りをチューチューと音を立てて、吸ったりするのだ。


これには、かなり驚いた。


この雄猫2匹は、しばらく何日もくっつき合って、乗っかりあっていた。


なぜかよく階段でくっつき合っていた。


人目につかないようにだろうか…。


雄同士ということもあって、なかなかに異様な感じがした。


そのときに思った。


雌猫から選ばれなかった(正しくは、雌猫は選んでいるというより強い雄に襲われている感じだが…)あぶれた雄は、寂しさや性欲をあぶれた雄同士で慰め合うものなのかと。


人間はだいたいの国が一夫一婦制だか、ライオンなどは、強い雄がたくさんの雌を引き連れハーレムを組む。


哺乳類では、猿も強い雄が支配し、弱い雄はなかなかチャンスが巡ってこない。

もちろん、強い雄の隙を見て、交尾をするときもあるが。


哺乳類や魚類、他の生き物の世界で、同性愛はよくある種ではよくことである。